エアコンが匂う!? 原因と対処法(エアコンフィルター)
みなさんはエアコンを使用した時に”臭い…”を感じたことはありますか?
車を買った時のフレッシュなエアは、季節を重ねるごとに段々と違和感を感じるものに、、
車の中の時間を快適に過ごしていただくために! 今日は臭い原因と対処法について考えていきます。
車のエアコンが臭う。その原因は、、
車のエアコンが臭う原因はエアコン内部の、、”カビ”です。
エアコンというものは家庭用も同じですが、本当にカビに弱いです。湿度の高い沖縄ならなおさらですよね😅
それでは、何故車のエアコンはカビに弱いのか簡潔に説明します。
車のエアコンの仕組み?
エアコンから送風される空気は何故冷たいのでしょうか。
それは空気(外気/内気)をエバポレーターという場所で急速に冷やすからです。
①エアコンを作動させると、空気がフィルターを通り、内部へ送られます。
②エバポレーター内部にエンジンの力で圧力を加えられた”エアコンガスが液体状”で流れます。
②エアコンガスはここで空気と触れることで”気化”し、空気の温度を急速に奪います!
④ファン(送風機)により、冷風がエアコンから吹き出してきます。
本当に簡潔ですが、これでカビの発生は勿論、いくつかの疑問も説明できます。
- 車から水がポタポタ落ちるのは何故?
→空気は、冷やされると体積が減少し、含んでいた水蒸気を放出します。この水蒸気が液体となり、車からポタポタ落ちるのです。 - エアコンを作動させると喉が渇く!?曇ったガラスから曇りが取れる!?
→特にエアコンの空気を”室内循環”にした場合、室内空気が元々保有していた水蒸気はドンドン液体となり車外へと出ていきます。すると室内の”湿度”が下がり、喉が乾いたり曇りが取れたりするのです。
何故フィルターにはカビが生える!?
- 何故フィルターにはカビが生える!?
→エアコンを作動させるとフィルターには大量の空気が送られます。空気に含まれるほこりや花粉、PM2.5等はフィルターに留まり(送風力が弱くなる原因)、冷房によって発生した水分を含んでいきます(結露)。
すると、カビの発生しやすい環境(湿気が多く、光が当たらない)が出来上がり、エアコンが臭ってくる訳です!
逆に言うと、フィルターがあるから小さいゴミが車内に入らず、
快適な車内環境が作られていると言うことです!(フィルターに感謝ですね😭)
最早、車に搭載された空気清浄機!!しかし、これはフィルターがキレイな場合の話です、、、
⇧これではエアコンが臭うのも仕方がありません、、
フィルターを交換する必要があります❗️(何年も交換していない場合、もっと汚いことも😨)
フィルター交換方法
-
- 必要な道具を用意
- ダッシュボードを外す
- フィルターカバーを外す
- フィルターを交換
- 外した部品を元に戻します
1. 必要な道具を用意
左:新しいフィルター
中:暗所を照らすライト
右:➕ ドライバー
今回使用する車は「日産 セレナ C-25」です。
車によってはエアコンフィルターの位置が異なるので、要チェックです!
- 新しいフィルターはネット通販で購入することができますが、今回は近所のカー用品店で2500円程で購入しました!
注)車によってフィルターの種類が変わるので必ず車種に適したものを購入してください! - ライトは昼間の作業であっても用意しておくことをお勧めします!作業箇所は結構暗いです💦
- ➕ドライバーはネジを外す用に必須となります。
2. ダッシュボードを外します
フィルターの場所をインターネットで調べた結果、”助手席ダッシュボード”を外した先にあることがわかりました!
まず初めに助手席ダッシュボードの中から、画像にある部品を手でつまんで回して外します。
これだけでダッシュボードの開閉部分は外れます。
「ホイッ」
簡単に外れました。
次に、露出した7つのネジを緩めていきます(失くさないように、、)
「エイッ」
キレイに外れました!!
3. フィルターカバーを外す
フィルターカバーを外すために、まず下方のパネルを取り外します!
ここも➕ ドライバーで緩めましょう
簡単に取り外すことができました!
いよいよフィルターカバーを外します
パネルを外したその奥に、やっとフィルターカバーが見えました♪(1枚目)
このフィルターカバーは3枚目のように、くの字になっていて、引っ掛かりを指で外しながらの作業になります。
フィルターカバー取り外し完了です❗️
4. フィルターを交換
カバーを外すとフィルターの側面が見えるように!ここは素手で問題なく取り出せます。
取り外した結果、、、
OMG🐲
一目瞭然、、これは交換時期を過ぎてますね、、
(フィルター交換時期の目安は、一般的に”1年です”)
5. 外した部品を元に戻していきます
ここまでの作業を丁寧に逆戻りしていきます!
わからない箇所は読み返しながら進んでいきます、、、が!一点注意があります。
ダッシュボード開閉部を付け直す時に、画像の部品を伸ばし、引っ張り、きちんとはめて下さい。
作業をスムーズに行うことが出来ます♪
これで作業完了です!試しにエアコンを付けてみて下さい♪
まとめ
いかがでしたでしょうか!?
エアコンフィルターが最もカビの影響を受けるのが夏です!
湿度が上がる夏に入る前の準備として、フィルターの交換はよく行わるメンテナンスです。
特別な道具が必要なく、1年に一回の高頻度なこの作業。ご自身で出来るようになることお勧めです!!
P.S カビの予防方法として自分が夏季に日頃行っていることを紹介
窓を全て開け、内部循環にした上でエアコン暖房を風量強めで作動させます!
5分ほど行うだけでも、エアコン内部が除湿されるのでとても効果的です♪お試しください♪